作業効率UPに一役かってくれるExcel(エクセル)のショートカットキー。
Excelのショートカットキーは種類が豊富。マスターすれば、ほとんどマウス操作なしで作業を進められますが、便利だとわかっていても、数の多さに覚えるのが大変と感じる方もいるかもしれませんね。
何種類か知っているだけでも大幅に作業時間短縮になりますので、全てを覚えずとも、自分がよく行う操作のものから覚えていくのがおすすめです。
今回は、そんな数あるショートカットキーの中から、まず最初に覚えるのにおすすめの10個をピックアップ。使用頻度が多く、Excel操作以外の場面でも共通して使えるショートカットを中心に選んでいますので、ぜひ参考にしてみてください。
Excelのショートカットキー10選 / Ctrlキーとの組み合わせ
- ショートカットの入力は、[Ctrl]キーを押した状態([Ctrl]キーを離さない)で、プラス記号(+)のあとに指定しているアルファベットのキーを押してください。
- Macをお使いの方は、[Ctrl]キーの代わりに[Command]キーを使います。
1-1.Ctrl + S【保存】
作業中に「上書き保存」をします。
Excelが急にフリーズして強制終了、1時間費やした作業がやり直しに、、、。
一度はこうした経験がある、という方も多いのではないでしょうか。
こまめに保存、が鉄則なのはわかっていても、タイピングの途中でキーボードからマウスに手を伸ばし、保存ボタンを押すのはめんどう。そんな時は、このショートカットキーで上書き保存することがお勧めです。
私がデータ編集する際は、頻繁にこのショートカットを押して、作業が無駄にならないよう気をつけています。
”Save”の「S」と覚えてみてください。
1-2.Ctrl + Z【元に戻す】
直前の操作をもとに戻します。
試しに書式を変更したけどやっぱり元に戻したい、ちょっとした操作ミスでレイアウトが崩れてしまった、、、
そんな時にはこのショートカットを試してみてください。マウスを使用した場合「編集メニュー→戻る」といった流れですが、このショートカットを使うと一発でこの操作が完了します。
[Ctrl]+[Z]キーを連続で押して作業履歴をさかのぼることも出来ますが、戻しすぎに気をつけましょう。もし、戻したい時点よりもさらにさかのぼってしまった場合は、慌てず[Ctrl]+[Y]キーを押してみてください。[Ctrl]+[Z]キーで元に戻した作業を、キャンセルできます。
1-3.Ctrl + C【コピー】
指定した箇所をコピーします。
マウスを使用した場合「右クリック→コピー」といった流れですが、このショートカットを使うと一発でこの操作が完了します。
テキストはもちろん、フォルダやファイルのコピーにも使えます。後述のペーストとセットで使用することが多いです。
”Copy”の「C」と覚えてみてください。
1-4.Ctrl + X 【切り取り(カット)】
指定した箇所を切り取ります。
マウスを使用した場合「右クリック→カット」といった流れですが、このショートカットを使うと一発でこの操作が完了します。
テキストはもちろん、フォルダやファイルのコピーにも使えます。後述のペーストとセットで使用することが多いです。
ハサミのかたちの「X」と覚えてみてください。
1-5.Ctrl + V【ペースト】
コピー(カット)したデータを貼り付けます。
上記のコピーやカットとセットで使用することが多いです。
ただし、文字の大きさやセルの色などデフォルトの状態にして貼り付けたいという場合は、ショートカットを使わずに「右クリック→値のみ貼り付け」を選択しましょう。
コピー「C」の隣の「X」と覚えてみてください。
1-6.Ctrl + ;(セミコロン)【現在の日付を入力】
現在の日付を入力します。
議事録やチェックシートなど、日付入力が多い場合におすすめのショートカット。
いちいち日付を確認して、タイピングしなくても、すぐに日付が入力できます。
1-7.Ctrl + :(コロン)【現在の時刻を入力】
現在の時刻を入力します。
上記の日付入力と組み合わせて使用することも多いです。
1-8.Ctrl + A【すべてを選択】
全てのセルを選択します。
”ALL(すべて)”の「A」と覚えてみてください。
1-9.Ctrl + F【検索】
このショートカットを使うと、検索窓が開きます。
検索や置換をしたい時、すぐにキーワード入力が出来るので早いです。
”Find(みつける)”の「F」と覚えてみてください。
1-10.Ctrl + B【ボールド/太字】
指定したテキストを太文字にします。
太文字にした箇所で再度キーを押すと、太文字が解除されます。
”Bold(太字)”の「B」と覚えてみてください。
まとめ
今回ご紹介したショートカットキー。Excelだけでなく、他のOffice系ソフトやAdobe系のソフト、WEBブラウザ上でも共通して使えるキーが多いので、覚えておくと色々なシーンで時短につながります。
いっぺんに覚える必要はないので、まずは簡単なものから一つ二つ取り入れていき、慣れてきたら徐々に使用するショートカットを増やしてみましょう。
慣れるまでは大変かもしれませんが、一度覚えてしまうと自然と手が動くようになっていきますので、ぜひチャレンジしてみてください。